今回はMCUドラマ『ムーンナイト』の考察と予想を、原作や予告編からネタバレ解説し、
今後の展開を考察していこうと思います!
3月30日(水)から配信がスタートされるマーベル・スタジオの最新ドラマ『ムーンナイト』は、
毎週水曜日に更新され全6話のようです。
30日の配信前にMCU『ムーンナイト』の考察をまとめておきますので、
情報整理に活用してください。^ ^
この記事では、
原作からドラマ『ムーンナイト』の設定を考察
The many phases of Marvel Studios’ #MoonKnight, an Original series streaming March 30, only on @DisneyPlus. (2/2) pic.twitter.com/NkSjIin8u3
— Moon Knight (@moonknight) March 10, 2022
まずは、原作のムーンナイトの設定について、
簡単なプロフィールをまとめました。
- 本名:マーク・スペクター
- 職業:傭兵(元ボクサー、海兵隊、CIA工作員)
- 持病:解離性同一障害
- 初登場:1975年『ワーウルフ・バイ・ナイト』#32
解離性同一性障害(解離性同一症)とは、ひとりの人に、本来のその人とは全く違う複数の人格が代わる代わる現れる精神疾患です。「自分が自分としてまとまっている感覚(自己同一性)」が弱くなったり、失われたりしてしまう疾患である、解離性障害の一つです。
解離性同一性障害の原因や背景としては、小さな頃の虐待やいじめなどの大きなストレスやトラウマ(心的外傷)が指摘されています。
参照元:https://snabi.jp
この解離性同一障害は、
ムーンナイトを語る上で重要な要素です!
マーク・スペクターは原作で、5つの人格を持っており物語でも重要な役割を担っています。
- マーク・スペクター:主な人格
- スティーブン・グラント:大富豪
- ジェイク・ロックリー:タクシー運転手
- Mr.ナイト:警察のコンサルタント
- ムーンナイト:ダークヒーロー
ムーンナイトの活動を維持する目的で、
マークが傭兵で得たお金を増やすために、スティーブンの人格でビジネスを始め大きな財源を作り、
ジェイクの人格でタクシーの運転手として情報収集を行うなど、後方支援を行えるように人格を利用していました。
ただ、
初登場時はマーベルヒーローの敵として登場しましたが、
後に主人公として単体のコミックが発売され、ダークヒーロー「ムーンナイト」が描かれることとなります。
ムーンナイトが『月光仮面』のパクリなのかどうかはこちらの記事にまとめました!
解離性同一障害になった理由
マーク・スペクターは、ユダヤ教の指導者である父親が移住してきたシカゴで生まれ、
父親が差別の対象となった貧しい町で育ちました。
そんなある日、家族でも仲の良かったユダヤ教の宗教指導者であったイッツ・パールマンが、
実はナチスの脱走兵であり、エルストンという名のユダヤ人連続殺人犯であることを知ってしまいます。
その後パールマンは姿を消しますが、
そして、マークの心にスティーブン・グラントが現れ、2番目にジェイク・ロックリーが現れます。
この複数の人格が出てきた事がきっかけで、マークは両親に精神病院に入れられてしまいますが、
父親が亡くなり、そのお葬式に参加するために一時的に退院し脱走します。
その後は、米海兵隊、CIAの工作員、傭兵と職を変えていくこととなります。
ムーンナイトの誕生
傭兵となったマークは、エジプトでラウル・ブッシュマンに雇われていましたが、
考古学者が発見した墓を略奪したり、その考古学者を殺害したりするブッシュマンの残忍さに耐えられず、
反抗した結果、致命傷を負わされ砂漠に置き去りにされます。
そんなマークを地元の人々が「コンスの像」(古代エジプトの月の神)の所まで運び、そこで息を引き取ります。
しかし!
月の神「コンス」が現れ、永遠に月の神に奉仕する代わりに生き返れせてもらえる約束を交わし、
「復讐の騎士」、「コンスの拳」としてマークは復活!
そして、ブッシュマンを倒してアメリカに戻り、
「コンスの像」にかかってあったフード付きのマントとそれに合う白と銀色のスーツを作成し、
犯罪者と戦う「ムーンナイト」として活動を始めます。
ちなみに!
月の神「コンス」は実在する古代エジプトの神様であり、子供の髪型をしたミイラか隼の頭を持った姿に、
三日月と満月の飾りをつけた姿で描かれています。
コンス神殿は、ルクソールのカルナック神殿にあるようです。
MCUドラマのムーンナイトの設定を考察
Oscar Issac has praised his experience on Marvel's Moon Knight, despite it being one of the "most challenging" projects of his career. https://t.co/Qcpncir4qp pic.twitter.com/EzECVDemzj
— IGN (@IGN) October 15, 2021
では、MCUドラマ『ムーンナイト』は、
どのように描かれるのかを原作と比較して考察・予想していこうと思います!
原作と異なる点は、以下のように考察できます。
- 主人公の違い
- 別人格との向き合い方
まず、オスカー・アイザックが演じるMCUドラマのムーンナイトのプロフィールは、
- 主人公:スティーブン・グラント
- 職業:ギフトショップの従業員
となっており、
原作の設定とは大きく変更されているのが分かります。
さらに、解離性同一障害については、
予告編を見る限り、別人格があることを全く自覚している様子が無いように見えるので、
どのタイミングで発症したのかは不明です。
なので、幼少期に発症していて気づかずに過ごしてきたか、
あるいは、月の神「コンス」に接触した時にムーンナイトを含める別人格ができたのではないかと考察できます。
このように自覚していないことから、
最終的には、
原作に近い状態、つまり自らの意志で人格を使い分けれるようになるのではないかと思います。^ ^
予告編やポスターを見る限り、
マーク・スペクターやMr.ナイト、ムーンナイトの姿は確認できており、別人格のキャラクターとしては原作と同じです。
マーク・スペクターの職業は、発掘現場のような場所にいる場面写真があるので、
原作と同じ傭兵なのではないかと考察できます。
原作でマークを雇ったラウル・ブッシュマンもドラマに登場することが分かっているので、
原作と同じような流れで月の神「コンス」に出会う可能性が高いと思います。
ムーンナイトの能力を原作や予告から考察
Check out the new #MrKnight poster. Watch Marvel Studios’ #MoonKnight, an Original series streaming March 30, only on @DisneyPlus. pic.twitter.com/JZAyhTpiaz
— Moon Knight (@moonknight) March 1, 2022
原作のムーンナイトの能力は、
マーク・スペクターがボクシング、海兵隊、CIA工作員で得た戦闘能力に依存している部分が多いですが、
「コンス」に与えられたスーパーパワーもあります。
主な能力を以下にまとめました!
- さまざまな武術、武器の専門家
- 高度なパイロット能力
- 高度な尋問能力
- 高度な推理力
- 優れた狙撃手・射手
- 痛みやダメージに対する優れた耐久性
- 精神的攻撃への高度な耐性
- 月の満ち欠けによる能力の増大
- 予言のようなビジョンを見る
また、ムーンナイトは特徴的な三日月型の武器クレセントダーツ、
バットマンのように滑走できるグライダーマント、いろんな機能がある警棒、ヌンチャクなどの武器を主に使用します。
原作のムーンナイトは、他のスーパーヒーローのような能力を駆使して戦うのではなく、
マークの高度な身体能力や、武器の使用を駆使して戦うヒーローだということですね。^ ^
ホークアイに近いかも!
MCUドラマのムーンナイトの能力を考察
では、ドラマのムーンナイトの能力を考察していこうと思います。
ポスターや予告編を見る限り、
三日月型の武器クレセントダーツや、マントなどの衣装は原作にかなり近いように感じます。^ ^
ただ、原作ではマークの能力が大きくムーンナイトに反映されていましたが、
その理由は、
予告編でムーンナイトが登場する時に、マントなどを着るのではなく、
主人公の体がそのままムーンナイトの姿に切り変わり、ムーンナイトが全くの別人格として出現しているように考察できるからです。
なので、原作のようにマークの能力は反映されないのではないかと思います。
ドラマのムーンナイトは、
月の神「コンス」によって与えられた能力が元々ムーンナイトに授けられており、
ムーンナイトという1つの人格に変わって戦うのではないかと考察できます。^ ^
MCUドラマ『ムーンナイト』のヴィランが誰か考察
Watch Oscar Isaac, Ethan Hawke, and May Calamawy in this new action-packed clip from Marvel Studios’ #MoonKnight, an Original series streaming March 30, only on @DisneyPlus. pic.twitter.com/SYPvNGK4HM
— Moon Knight (@moonknight) March 21, 2022
今回のドラマのヴィランと言われているキャラクター、アーサー・ハローとミッドナイトマンは、
原作にも登場している人物です。
この2人の人物がどのように『ムーンナイト』に関わってくるのかを解説・考察していきます!
アーサー・ハロー
原作でアーサー・ハローはノーベル医学賞を受賞するほどの優秀な科学者ですが、とてもマイナーなキャラクターです。
なので、ドラマのメインヴィランなのかどうかは分かりませんが、
アーサーを演じるのがイーサン・ホークという大物俳優なので重要人物であることは否めませんね。^ ^
狼男?アヌビス神?
さらに、
原作に出てきた傭兵のラウル・ブッシュマンとの繋がりがあるとの噂もあります。
Twitterの映像では何かしらの能力で、
アヌビス神(エジプト神話の冥界の神)?狼男?を呼び起こしていましたね^^;
ムーンナイトが初登場したのが『ワーウルフ・バイ・ナイト』なので、何かしら関係があるでしょう!
ミッドナイトマン
ドラマで「ミッドナイトマン」ことアントン・モガートを演じるのはギャスパー・ウリエルです。
原作でアントン・モガートは表の顔として著名な美術品収集家として知られていましたが、
その多くの美術品は、裏の顔である「ミッドナイトマン」として盗んだものでした。
真夜中に活動することから「ミッドナイトマン」と呼ばれ、ムーンナイトに盗みを阻まれたことから敵対することになります。
『ムーンナイト』の俳優が死去していた
「ミッドナイトマン」を演じたギャスパー・ウリエル(37歳)は、残念なことに「スキー事故」で亡くなってしまいました。
『ムーンナイト』が配信される前の2022年1月19日に亡くなってしまったことから、このドラマが遺作となります。
追悼の意を表して、エンドロールに彼の名前が出てくると思います。
2007年に『ハンニバル・ライジング』で若きハンニバル・レクターを演じていました。
他のMCU作品に出る可能性を考察・予想
結論は、
可能性はかなり高い!
『ムーンナイト』の監督を務めたモハメド・ディアブがSFXマガジンのインタビューで、
と答えていて、
今後のMCU作品に登場してくる可能性や、単体の映画が制作される可能性も出てきました!
さらに、
comicbookによると、『ムーンナイト』のエグゼクティブ・プロデューサーのグラント・カーティスが、
と言っており、
『アイアンマン』を筆頭に始まったMCUが、今度は『ムーンナイト』を筆頭に、
この先10年MCUを引っ張っていく存在になっていくと捉えることができます。^ ^
『ブレイド』に出てくる?
今後関わってくると噂されている作品としては、
マハーシャラ・アリが演じるダークヒーロー『ブレイド』です。
『エターナルズ』のエンドクレジットで初めて「ブレイド」の声が登場するのですが、その場所がロンドンであり、
『ムーンナイト』も舞台がロンドンである可能性が予告編で考察できるので、
もしかしたら、『ブレイド』に登場するかもしれません!
ちなみに!
IGNの記者がオスカー・アイザックに、ムーンナイトと良いコンビになるのは誰?と聞かれ、
と答えていました(笑)
その様子はTikTokで確認できます!
まとめ
今回は、
『ムーンナイト』の考察と予想を、原作や予告編からネタバレ解説し、今後の展開を考察してきました!
原作と同じような設定もあると考察できますが、ドラマオリジナルの設定も多いと思われます。
何か追加情報があり次第、追記していこうと思います!
これからのMCUで重要なキャラクターになるであろう『ムーンナイト』に注目ですね!^ ^
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