アニメ「天国大魔境」1話ネタバレ感想&レビュー!原作漫画との違いを解説

アニメ「天国大魔境」1話のネタバレ感想&レビューします。 天国大魔境

この記事では、アニメ「天国大魔境」1話の感想を、ネタバレや原作との違いを含めて解説してきます! 

 

『天国大魔境』とは2018年から「月刊アフタヌーン」で掲載されている石黒正数さんによるSF漫画であり、2023年4月1日よりアニメで放送開始された作品です。

原作との違いはあったの?

アニメ好きな人はどう評価しているの?

と、アニメ「天国大魔境」を見ようかと悩んでる方は是非参考にしてみてくださいね。

 

記事の最後に、『天国大魔境』をすごく安く読める方法を紹介しているので、最後までお付き合いください。^ ^

『天国大魔境』の1&2巻は、4/19(水)までなら無料で読めますよ〜!

 

本記事には、映画『天国大魔境』のネタバレが含まれていますので、読まれる際はご注意ください!m(_ _)m
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アニメ「天国大魔境」の紹介

まずは、「天国大魔境」について簡単に紹介します。

 

あらすじ(魔境編)

2024年―未曾有の大災害から15年。

謎の生物「人食い(ヒルコ)」と呼ばれる異形の化け物が巣食う、文明が失われた日本が舞台。

 

廃墟化した日本を旅する、マルキルコ

旅の目的は、『天国探し』。

東京・中野で便利屋を営んでいたキリコが「マルを天国まで連れて行って」と女性に依頼を受けボディーガードとして一緒に旅をしています。

マルが聞かされた「天国でマルと同じ顔をした人間を探して、薬を打て」と言う情報を頼りに、様々な手がかりを見つけながら、ついに見つかった「天国」そこは・・・・。

 

あらすじ(天国編)

近未来的な施設や環境が整った壁に囲まれた美しい世界が舞台。

 

大人に観察されながら平和に暮らす、マルと顔がそっくりなトキオ

トキオは施設内で行われた抜き打ちテストの問いに「外の外にいきたいですか?」というメッセージを受け取ります。

施設の外の外があるのかと疑問に思っていた矢先、予知能力を持つミミヒメに「壁の外から2人の人が来て、自分を助け出してくれる。そのひとりの顔がトキオにそっくり」と告げられ、更に外の世界に興味を持ち始めるトキオ。

その興味が施設の謎を解く鍵となり、様々な点と点が交錯していくことになります。

原作漫画を描いている石黒正数さんは、アニメ化もされた「それでも街は廻っている」の作者でもあります。

アニメ制作を担当しているのは、制作会社ProductionI.Gとなっており数多くの話題作を作った有名なアニメ制作会社です!

 

 

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アニメ「天国大魔境」1話の感想レビュー

1話を観た私の感想は、

あまりにも完璧な第一話!
原作ファンもアニメで初見の方にも、アニメファンも納得の1話!
というのが終わった直後に出た感想です。

そして、

  1. 滅茶苦茶良かったところ2つ
  2. テンポ良く「天国大魔境」の世界観を描写
  3. 原作との違いはあったのか?

 

という所が気になったので、この3つの構成をもとに感想を話していこうと思います。

 

滅茶苦茶良かったところ① 背景美術

PVを見ていても感じていたことだったんですが、背景美術のこだわりがとにかく凄かった!

崩壊した世界の寂れた人工物と、崩壊しても自然はそのままの美しさを描いたような空と雲の対照的な描き方がアニメでしか出せない「天国大魔境」の世界だなと。

 

美術監督は金子雄司さんで、「王様ランキング」や「キルラキル」「TRIGUN STAMPEDE」などの美術を担当している方なのですが、作品それぞれにマッチした世界観を後押ししている美術という印象がとても強く、今作も素晴らしい美術に感動しております。

電線と入道雲の1カット本当に素晴らしかった!最高のオリジナルカット!!

金子雄司さんの背景美術画集が出てるので興味持った方は読んでみてください!

 

滅茶苦茶良かったところ②3DCGと2Dの合わせ技

今年に入ってから、とても話題にあがる3DCGですが、この3ヶ月で私もいろんな本を読んだり作品を見直したり、クリエイターさんに話を聞いたりとしているほどホットな話題と感じています。

 

テレビアニメではフル3DCGで描く作品も増えてきていますし、技術的にも向上しており、アニメーションとは切っても切れない関係になりつつも分からないことがまだまだ多いという感じなのですが、ProductionI.Gさんやってくれましたね!

正直、日本のアニメーションは手描きの良さを全面に出すがゆえに3DCGに違和感が出てしまうというのが多いのではと思っていたのですが、今作ではしっかりと溶け込む作りがなされているのではと1話を見て感じ、気づかない人も多いのではと思うほどでした。

 

また、キル光線で倒れる電柱が3DCGだと思うのですが(間違っていたらすみません)、背景の電柱がそのまま倒れるという、アニメーションではあり得ない工夫がされているのではないかと今後も3DCGの使い方にも注目して見ていきたいです!

※背景美術を動かす場合、動かすために色などが動画用と背景美術用で変わってくるのですが、その違和感が全くなく3DCGを駆使して背景美術を動かしたのではないでしょうか・・・

 

テンポよく「天国大魔境」の世界観を描写

オープニングは残念ながらありませんでしたが、それだけ時間を使って1話で描き切りたかった内容があった、そしてそれが十分にわかる内容でした。

「天国大魔境」はマルとキルコが旅をする「壁の外の崩壊した世界」=「魔境編」と、子ども達が暮らす「壁の内側の世界」=「天国編」が同時に描かれており、この2つの世界がどう関係しているのか?どう繋がるのか?が大事な世界観としてあります。

 

アニメ1話では原作漫画3話分ほどを使い「天国大魔境」の大事な世界観を完璧に描写できていたと思います!

漫画とは構成が少し異なり、マルとキルコを主人公的な立ち位置としたいのかなと感じる「魔境編」側に尺を使った構成となっており、「壁の外」と「壁の内」があることをとても印象付けた作りになっていたのが良かったです。

また、壁の外には化け物=ヒルコがいることまで分かり、かなりテンポがいいなと感じました。

 

原作との違いはあったのか?

先ほど、漫画との構成が少し違うと言ったのでまず1つ違いはその構成です。

原作漫画だと「壁の内側」の子どもたちの話をしてから「壁の外側」であるマルとキルコの話になるのでアニメと逆になっていますが、本誌の発表時も1話と2話は同時に掲載されていましたし、園長先生の「地獄です」から壁の外に住む化け物ヒルコに切り替わる演出は素晴らしい終わり方でした!

 

漫画との違いでもう1つ違うのはセリフがカットされているところがあるということでしょうか。

ここは正直読み直さないと分からないくらいのものですし、おそらく今後物語に影響が出ないところだと思いますので、違いという違いではないかなと思います。

 

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まとめ

原作を読んでいる作品で、Production I.Gも好きなアニメ制作会社の1つなので、第一話とても期待していましたが、いろんな方向からこれからが楽しみな1話でした!

2話3話と1週間がとても楽しみな作品を見れるのに感謝しつつ、アニメ「天国大魔境」の世界に浸りたいと思います。

この記事を書いた人

TVアニメとAmazon+やNetflixなどのwebアニメを含めたアニメを年間100作品以上、放送されているアニメのほとんどを見続けて15年経つアニメ好きです。漫画は月にどれくらいの作品を読んでいるのか分からないくらいには読んでいます。
過去にはアニメ雑誌やアニメ配信会社にオファーされライターのお仕事もしておりました。

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