アニメ「天国大魔境」6話ネタバレ感想&レビュー!絶妙な「重さ」と「笑い」のバランス

アニメ「天国大魔境」6話ネタバレ感想&レビュー! 天国大魔境

この記事では、アニメ「天国大魔境」6話の感想を、ネタバレや原作との違いを含めて解説していきます!

 

『天国大魔境』とは2018年から「月刊アフタヌーン」で掲載されている石黒正数さんによるSF漫画であり、2023年4月1よりアニメで放送開始された作品です。

アニメ好きな人はどう評価しているの?

原作との違いはあったの?

と、気になっている方も多いと思いますので、アニメ「天国大魔境」を見ようかと悩んでる方は是非参考にしてみてくださいね。

 

記事の最後に、『天国大魔境』をすごく安く読める方法を紹介しているので、最後までお付き合いください。^ ^

本記事には、アニメ『天国大魔境』のネタバレが含まれていますので、読まれる際はご注意ください!m(_ _)m
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「天国大魔境」の紹介

まずは、「天国大魔境」について簡単に紹介します。

 

あらすじ(魔境編)

2024年―未曾有の大災害から15年。

謎の生物「人食い(ヒルコ)」と呼ばれる異形の化け物が巣食う、文明が失われた日本が舞台。

 

廃墟化した日本を旅する、マルキルコ

旅の目的は、『天国探し』。

東京・中野で便利屋を営んでいたキリコが「マルを天国まで連れて行って」と女性に依頼を受けボディーガードとして一緒に旅をしています。

マルが聞かされた「天国でマルと同じ顔をした人間を探して、薬を打て」と言う情報を頼りに、様々な手がかりを見つけながら、ついに見つかった「天国」そこは・・・・。

 

あらすじ(天国編)

近未来的な施設や環境が整った壁に囲まれた美しい世界が舞台。

 

大人に観察されながら平和に暮らす、マルと顔がそっくりなトキオ

トキオは施設内で行われた抜き打ちテストの問いに「外の外にいきたいですか?」というメッセージを受け取ります。

施設の外の外があるのかと疑問に思っていた矢先、予知能力を持つミミヒメに「壁の外から2人の人が来て、自分を助け出してくれる。そのひとりの顔がトキオにそっくり」と告げられ、更に外の世界に興味を持ち始めるトキオ。

その興味が施設の謎を解く鍵となり、様々な点と点が交錯していくことになります。

 

原作漫画を描いている石黒正数さんは、アニメ化もされた「それでも街は廻っている」の作者でもあります。

アニメ制作を担当しているのは、制作会社ProductionI.Gとなっており数多くの話題作を作った有名なアニメ制作会社です!

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アニメ「天国大魔境」6話感想&レビュー

6話を見た私の感想は、

突然のナレーションに大笑い!
1話を思わせるような構図で残り半分駆け抜ける感満載!
そして

  1. 滅茶苦茶良かったところ
  2. 大災害後の世界の厳しさ

という所が気になったので、この2つの構成をもとに感想を話していこうと思います。

滅茶苦茶良かったところ マルとキルコの旅

前回の5話では、壁の外の世界=「魔境編」での人々はそれなりに楽しく生き生きとしている風景が描かれつつ、キルコとマルの生い立ちの厳しさが描かれていました。

今話では、この世界で生き抜いていくことの厳しさが忠実に描かれていたように思います。

1話で感じた人喰い=ヒルコの住む厳しい世界がこの6話で今一度しっかりと描かれているのは、マルとキルコの旅に軸を置きつつ、「地獄」を今一度思い出してほしいという意図があるように感じました。

6話という1クールの半分というタイミングでこの話に尺を使えるというのは、ずっと言い続けている構成のうまさでしょう。

 

滅茶苦茶良かったところ② 性の描き方

「天国大魔境」において1つ大事な要素となりつつあるのが「性」の描かれ方です。

今話では「トキオ」がまさかの女性であることが判明した上だけでなく、序盤で「キリコ」も脳は男性で身体は女性ということが分かりました。

また、施設の子どもたちが「性」という概念を教わることなくキスをしたりというシーンも描かれており、ポイントポイントで描かれている描写であることは間違いありません。

「実は女でした」というだけではない、「子」に隠された何かがあると思いますので、性別、性に関しても注目してみたいと思います。

6話では、世界の厳しさが軸となって描かれていましたが、「性」の話題をコミカルに挟むことで重くなりすぎず、また性的になりすぎない描き方を見せてもらえたのは懐かしくもあったので、ほぼ全て原作通りだったのは拍手を送りたいと思います。

 

大災害後の世界の厳しさ

6話では自警団が知恵を絞って「100%安全な水」を囮に生き抜く、しかしその罠も野生の熊によって崩壊してしまう、そして子どもがホテルという名で身体を売ることも厭わない、トマト天国とは違う、厳しさが伝わる描写が多く描かれていました。

 

これまでは人喰い=ヒルコとの遭遇による「魔物がいる地獄」であり、生き抜くのも大変な世界という描かれ方が強かったですが、1話で描かれていた飢餓で亡くなった方や缶詰が貴重だという描写の深掘りがこの回で成され、「人間」の怖さを印象付けたように感じました。

この先、人喰い=ヒルコだけでなく、人間にも注意をしていかなければならないことが示唆されていたのではないでしょうか。

 

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まとめ

いよいよ1クールの折り返しとなり、それでもまだまだ謎だらけの世界ですが、ここからアニメの終わりをどう持っていくのか。

素晴らしい構成と作画でアニメ「天国大魔境」は何を見せてくれるのか、楽しみにしたいと思います。

この記事を書いた人

TVアニメとAmazon+やNetflixなどのwebアニメを含めたアニメを年間100作品以上、放送されているアニメのほとんどを見続けて15年経つアニメ好きです。漫画は月にどれくらいの作品を読んでいるのか分からないくらいには読んでいます。
過去にはアニメ雑誌やアニメ配信会社にオファーされライターのお仕事もしておりました。

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