『トップガン』のグースの死因は?ジェット後流とは何?

トップガンのグースの死因は? トップガン

この記事では、『トップガン』のグースの死因について、そしてジェット後流とは何なのかを解説していきます。

 

5月27日に続編となる『トップガン:マーヴェリック』が公開されます。

その続編に主人公ピート・ミッチェル、コールサイン「マーヴェリック」(トム・クルーズ)の相棒だったニック・ブラッドショー中尉「グース」の息子ブラッドリー・ブラッドショー大尉「ルースター」が出てきます。

 

その『トップガン:マーヴェリック』の予告編で、マーヴェリックと相棒だったグースの息子との間に何やら因縁があることが分かりますが、

今回はその因縁となったグースの死因が何なのかを前作『トップガン』(1986)の内容をネタバレありで解説していきますね。

 

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『トップガン』のグースの死因は?

結論から先に言うと、

『トップガン』でグースの死因となったのは、マーヴェリック・グース機がジェット後流(こうりゅう)に巻き込まれて墜落する中で、グースは脱出しようとした時に頭を強打したことが原因です。

 

これが訓練中ということも悲劇的すぎなんですよね、、

 

ジェット後流とは?

エンジンの排気ノズルから発する後流(ジェット後流とも言う)。
高温高圧で酸素濃度が非常に低いため、これをエンジンが吸引してしまうと十分な酸素を取り込むことが出来ず、エンジンの出力低下を招く。
最悪の場合、バランスを崩してスピンアウトや、フレームアウトを起こし、墜落してしまう危険がある。

ganref.jpより引用

 

それではこのグースが死亡してしまった事故の状況や原因を説明していきます。

 

『トップガン』でジェット後流が起こった原因

マーヴェリック・グース機とライバルであるアイスマン・スライダー機は、教官が乗る機体との実践演習に参加していました。

 

アイスマン・スライダー機が教官機を仕留めようと、教官機とマーヴェリック・グース機との間に位置とりしていましたが、

教官機との距離が近すぎたためにうまく照準を合わせることができず、マーヴェリックに早く仕留めろと急かされます。

 

それでも粘っていたアイスマンに我慢できず、自分が仕留めるためにと前に出ようとした時に、

前方のアイスマン・スライダー機が諦めて後退するタイミングが被ってしまいジェット後流が起こり、マーヴェリック・グース機は出力を失い、スピンしながら墜落していきます。

 

このように2人のライバル関係が仇となってしまい、ジェット後流が起こってしまいました。

相棒グースの死因とその影響

墜落する機体からなんとか脱出しようと、2人は脱出装置のレバーを引き機体から出ようとします。

グースはレバーを引き機体からうまく脱出したかに思えましたが、脱出する時にコックピットのキャノピーに頭を強打し死亡してしまいます。

 

このようにして相棒を失ったマーヴェリック(トム・クルーズ)は、軍法会議にかけられますがジェット後流は予知できるものではないという理由でパイロットの過失ではないと判断されます。

それでも完全に自信を失ってしまい、自分の向こうみずな性格が事故を引き起こしてしまったと落ち込みます。

 

この事故の元となる大きな原因は、このマーヴェリックの性格の問題にもあります。凄腕パイロットなだけに一匹狼気質で、周囲からは煙たがられていました。

もし自分よがりばかりではなく、チームを意識したパイロットであればグースは死なずに済んだのかもしれません。

 

映画の最後には、今までとは違いマーヴェリックは自分の父がそうであったように味方を助けるために飛ぶようになっています。

 

このように相棒グースの死がマーヴェリックに大きな影響を与え、大きく成長する要因となりましたが、この事故が続編ではどのように語られるのかに注目ですね。

 

『トップガン』の「グース」の意味は?

ところで、相棒「グース」や「マーヴェリック」、「アイスマン」の意味は何なのでしょうか?

これらは「TACネーム 」と言い、本名や階級がばれるをの防止する役目があります。パイロットに与えられた非公式のあだ名のようなものです。

 

「グース」というTACネームの由来は、グース役を務めたアンソニー・エドワーズが明かしており、

「グースは昔、飛行機のエンジントラブルに遭遇したときに、壊れていないエンジンを選び間違え、壊れている方のエンジンを起動させたんだ」「その結果、飛行機は水中に落下してめちゃくちゃになったから、“グース”という名前になったんだ。Silly Gooseが由来なんだよ」と説明した。

アンソニーが言うSilly Goose(シリー・グース)とは、英語で「おばかさん」という意味。これはガン(雁)が持つ「愚か者」というイメージから誕生したフレーズで、ニック・ブラッドショウには過去にそんな大失敗があったため、グースというコールサインがついたというワケ。

front-row.jpより引用

 

ちなみに「マーヴェリック」の意味は、一匹狼や異端者でありピート・ミッチェル(トム・クルーズ)の性格から付けられたあだ名だと思われます。

アイスマン」は、氷のように冷静な判断ができるからつけれたと映画で紹介されていましたね。

 

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アイスマンはわざとジェット後流を起こしたのか?

アイスマン・スライダー機によって発生したジェット後流は、マーヴェリックに演習で負けないようにするためにアイスマンがわざと発生させたと思われる方も多いと思います。

ただ、それは絶対に無いでしょう。

 

空軍のライバルとはいえ、わざと味方を殺すような人間は軍隊にはいないはずです。どの国の軍隊でもそうだと思いますが、同じ時期に訓練を耐え抜いた仲間を兄弟同然のように思っているからです。

このことは、アメリカ軍を題材にした他の映画でも顕著に表れています。例えば、『ローン・サバイバー』など。

 

ところが実際にニュースにもなっていたのですが、中には人種差別をする者もいるようで、この時は軍の上官が仲間を馬鹿にするものを痛烈に批判しています。

 

この動画を見ても軍の結束力がよく分かりますし、仲間をわざと殺すようなことは間違いなくしないでしょう。

 

さらに、映画でも出てきますがジェット交流を予知することは難しいということなので、運悪く発生してしまったとしか言いようがないように思えます。

わざと発生させたなら、トップガンになれるほどの腕を持つマーヴェリックはアイスマンのその行動を見て気づくはずです。

 

このようにアイスマンがわざとジェット交流を起こし事故を発生させることは無いと言えます。

 

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『トップガン2』で「グース」の息子との因縁に発展

グースの息子ブラッドリー・ブラッドショー大尉「ルースター」が、『トップガン:マーヴェリック』の予告編でマーヴェリックに詰め寄っているシーンがあります。

おそらくこれは、マーヴェリックの向こうみずな性格が父親を殺したと思っているのだと思います。

 

グースが亡くなった時はまだ子供で死因について理解できなっかたと思いますが、

軍に入って父の相棒だったマーヴェリックのことを深く知り、マーヴェリックのせいだと思うようになったのだと思います。

 

今回マーヴェリックは教官としてトップガンの訓練生を指導していく立場になっていますが、どのようにグースの息子と対峙していくのかが物語の重要な要素の1つとして語られることになるでしょう。

 

まとめ

今回は、『トップガン』のグースの死因について、そしてジェット後流とは何なのかを解説していきました。

 

相棒グースの死因は、マーヴェリックの性格とアイスマンとのライバル関係が起点となり、運悪く発生してしまったジェット後流によって機体が墜落し、そこから脱出しようとした時に頭を強打してことです。

 

このことが続編『トップガン:マーヴェリック』でどのような影響をもたらすのかに注目していきたいですね。

 

この記事を書いた人
ソウシ

どうも!ソウシです!
映画大好き人間で、1年で100本以上は映画見ます!
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