ゾディアック事件の映画を考察・解説し、
新作『ザ・バットマン』のリドラーとゾディアックにどんな繋がりがあるのかを考察していきます。
2007年に公開された映画『ゾディアック』は、アメリカで本当に起こった連続殺人事件をモデルにしており、
現在も未解決事件となっています。
この事件にインスピレーションを得て作られた新作『ザ・バットマン』と、
バットマンの敵であるリドラーとの共通点を紹介していきます。
ゾディアック事件とはどんな事件?
Zodiac Killer may be unmasked as cold case team finds 'goldmine' of evidence https://t.co/EGEHV2PDTI pic.twitter.com/2hrK4G7wmJ
— FOX 2 Detroit (@FOX2News) November 21, 2021
1968年から1974年に起こった連続殺人事件で、
この事件の被害者は5人ですが、犯人は37人と言っていたりと真相は謎のままのようです。^^;
さらに、
今だに犯人は特定されておらず、
アメリカの未解決事件の中でも有名な事件の1つとして、さまざまな影響を残しました。
この事件で有名なのが408個の記号で作られた「408暗号文」と、
犯行声明文に書かれたゾディアックの「シンボルマーク」です。
犯人自ら警察に犯行声明の電話をかけたりなど数々の証拠があるにもかかわらず、
犯人が分からないことが不気味ですよね^^;
有力視されている5人の犯人
- アーサー・リー・アレン
- アール・ヴァン・ベスト・ジュニア
- リチャード・ガウコウスキー
- ローレンス・ケリー
- デニス・レイダー
中でもアーサー・リー・アレンは最有力候補として名前が上がっており、
映画『ゾディアック』でも犯人として取り上げられていますが、
後に唾液のDNA鑑定で無実と断定されています。
映画『ゾディアック』の解説と考察
'Zodiac' (2007, David Fincher). Cinematography: Harris Savides. pic.twitter.com/2HzvovmOCj
— Lost In Film (@LostInFilm) March 8, 2020
映画『ゾディアック』は、
新聞社で働いていたロバート・グレイスミスによる書籍「Zodiac」をもとに、
サスペンス映画で有名なデビット・フィンチャーによって制作されました。
デビット・フィンチャー監督の有名な映画
- 『エイリアン3』(1992)
- 『セブン』(1995)
- 『ファイトクラブ』(1999)
- 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)
- 『ソーシャル・ネットワーク』(2010)
- 『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)
- 『ゴーン・ガール』(2014)
『セブン』(1995)は本当にすごかった^^;
『ゾディアック』のキャストも豪華!主な出演作品を紹介!
- 『ブロークバック・マウンテン』(2005)
- 『ラブ・アンド・ドラック』(2010)
- 『ナイト・クローラー』(2014)
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)
- 『シャッター・アイランド』(2010)
- 『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)
- 『アベンジャーズ』シリーズ
- 『アイアンマン』シリーズ
- 『シャーロック・ホームズ』シリーズ
- 『アベンジャーズ』シリーズ
あらすじ
映画『ゾディアック』は、
映画は、
事件の真相を追った主人公の風刺漫画家ロバート・グレイスミスと、
ゾディアック事件の担当刑事デイブ・トースキーを中心に話は展開されていきます。
その他、敏腕新聞記者ポール・エイブリーもゾディアック事件を追った人物の1人。
それぞれがゾディアック事件を追っていくのですが、
何年も未解決事件のまま犯人が分からず、自分も命を狙われてしまうのではないかという葛藤などによって、
3人の人生を変えてしまいます。^^;
- ロバート・グレイスミス:事件に没頭しすぎて家庭崩壊
- デイブ・トースキー刑事:証拠偽造の免罪を疑われる
- ポール・エイブリー記者:真相に近づきてしまい精神を病む
最終的に犯人がアーサー・リー・アレンだと断定されるのですが、
逮捕される前に心臓発作で亡くなってしまいます。
印象的なシーン
最後、
主人公のグレイスミスが証拠となるフィルムを見にいくシーン。
このシーンは怖すぎた^^;
ここで、
犯人はアーサー・リー・アレンだけではなくもう1人いるのではないかという演出がされており、
今だに犯人が特定されていない不気味さを物語っています。
サスペンス映画に強いデビット・フィンチャーならではの演出で、
ゾディアック事件の恐ろしさが伝わるシーンです!
『ザ・バットマン』のリドラーとの繋がりとは?
The theme for #TheRiddler by @m_giacchino is here! Check it out now: https://t.co/1t4ExcwfZd #TheBatman pic.twitter.com/5mveRP9jwL
— Matt Reeves (@mattreevesLA) February 4, 2022
ゾディアックと『ザ・バットマン』の敵リドラーとの繋がりは、
Movie Makerのインタビューで『ザ・バットマン』の監督マット・リーヴスが、
と言っており、
ゾディアックとの繋がりがあることが分かりますね。^ ^
ゾディアックとの繋がりが分かる要素
『ザ・バットマン』のリドラーが、ゴッサムシティの要人を次々に殺害しているという設定が、
ゾディアックの連続殺人と関連性があることが分かります。
さらに、
ゾディアックの犯人はIQが非常に高いと言われており、
今回のリドラーの知能犯的な要素も影響を与えていると思います。^^;
リドラーは「なぞなぞ」を残すヴィランであり、
シンボルマークの「?」を事件現場に残していきます。
ゾディアックの犯人がシンボルマークを用いたり暗号文を使っていたりしていたことから、
この要素も『ザ・バットマン』に取り入れられていると考察できます!
予告編でリドラーが着ている服装が、
『ゾディアック』の犯人が着ていたとされる服装と似ており、
衣装からもゾディアックとの繋がりを感じることができますね^ ^
関連記事:『ザ・バットマン』を見る前に予習すべき映画作品は?時系列や見る順番を解説!
無料で見れる配信サイト
映画『ゾディアック』を無料で見れるサイトは、
- U-NEXT 無料期間31日
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まとめ
今回は、
ゾディアック事件の映画を考察・解説し、
新作『ザ・バットマン』のリドラーとゾディアックにどんな繋がりがあるのかを考察していきました!
サスペンス映画で有名なデビット・フィンチャーが監督を務めており、
かなり見応えの映画ですのでぜひ見てみてくださいね^ ^
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