この記事では、アニメ「葬送のフリーレン」の初回放送がなぜ金曜ロードショーの2時間で公開されるのか?を徹底考察していきます。
『葬送のフリーレン』とは、「週刊少年サンデー」にて現在も連載されている山田鐘人さん原作・原案、アベツカサさん作画による漫画作品であり、2023年9月29日夜9時【金曜ロードショー】で初回2時間SP放送よりアニメで放送開始される作品です。(2話以降は毎週金曜夜11時にて放送予定)
アニメ放送前に、
なぜ1話を金曜ロードショーで放送するの?
そこまで期待されている作品なの?
と分からない方も多いと思います。
そこで、今回「葬送のフリーレン」を読んでいる私が
- 「葬送のフリーレン」がなぜ初回金曜ロードショーで放送されるのか?
にフォーカスして考察しますので、是非最後までお付き合いください。
「葬送のフリーレン」がなぜ初回金曜ロードショーで放送されるのか?
では、アニメ「葬送のフリーレン」がなぜ初回金曜ロードショーで放送されるのか?を考察していきます。
結論としては、小学館と日本テレビがこの作品に賭けているからだと思います。
もちろん、どんな作品であっても、アニメ化にあたり原作の出版社や放送局、制作会社は誠心誠意気持ちを込めて製作に当たっています。
ただ、「葬送のフリーレン」に関してはやはり「金曜ロードショー」でTVアニメシリーズの初回を放送するのは史上初ということもありより一層気合いが入っているように感じます。
では、なぜ「葬送のフリーレン」は小学館と日本テレビがより一層賭けて製作に当たっているのか。
- 日本テレビと小学館の関係
- 日本テレビとマッドハウスの関係
アニメを年間100作以上見ている私が考察するにあたりこの2つが大きな理由と考えられます。
それでは、上記の2つの理由について解説していきます。
日本テレビと小学館の関係
原作「葬送のフリーレン」は小学館「週刊少年サンデー」で連載されている漫画です。
「週刊少年ジャンプ」「週刊少年マガジン」と並ぶ、日本を代表する週刊少年誌であり、アニメ化、ドラマ化、映画化と映像化された作品も多数あります。
しかし、近年の「週刊少年サンデー」は長らく「名探偵コナン」を中心に大ヒット作を模索していたと言っても過言ではない状況にあり、そんな中「葬送のフリーレン」が連載開始となるや以下のように、
賞 | 部門 | 結果 |
このマンガがすごい!2021 | オトコ編 | 2位 |
マンガ大賞2021 | 大賞 | |
第25回手塚治虫文化賞 | 新生賞 | |
楽天Kobo電子書籍Award2023 | 世界に届けたい!一押しコミック部門 | 1位 |
と高く評価されており、「葬送のフリーレン」のアニメ化に伴い「週刊少年サンデー」に勢いをつけたい小学館が「名探偵コナン」で結びつきの強い日本テレビに協力してもらったのではないかと考えられます。
また、日本テレビ側も「金曜ロードショー」の視聴率や話題性の側面をふまえた上での試みだと考えられます。
日本テレビとマッドハウスの関係
今作アニメ「葬送のフリーレン」はマッドハウスというアニメ制作会社が制作することが決定しています。
日本テレビとマッドハウスの関係としては、アニメ制作会社マッドハウスは日本テレビ放送網の子会社であるというのは知らない方も多いと思います。
マッドハウスの過去作としては、
公開年 | 作品名 |
2006年 | DEATH NOTE |
2011年〜2014年 | HUNTER×HUNTER(第2作) |
2011年〜2019年 | ちはやふるシリーズ |
2015年 | デス・パレード |
など、これまでに多数のアニメを制作しています。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、なぜ上記の作品を例に挙げたのか。
代表作としては最近だと「山田くんとLv999の恋をする」や「takt op.Destiny」などもあるのにと思った方もいらっしゃると思います。
実は、上記の4作品は日本テレビ系列で放送された作品なのです。
もちろん他のテレビ局で放送された作品の方が多いですが、長編シリーズや原作に注目が集まっている作品がマッドハウスによって制作されている印象を受けます。
今作の「葬送のフリーレン」の製作にあたり、日本テレビ側の「金曜ロードショー」の取り組みの上で、信頼できるアニメ制作会社であり子会社のマッドハウスが選ばれたのではないでしょうか。
まとめ
今回は、アニメ「葬送のフリーレン」初回金曜ロードショーで公開はなぜなのかを考察していきました。
日本テレビと小学館、マッドハウスという3つの会社の関係を知っていることで、見えてくる考察だったと思います。
TVシリーズのアニメ初回を金曜ロードショーで放送するのは初の試みということで、製作側の本気度が伝わってきますし、楽しみにしたいと思っています。
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