『黒鉄の魚影』ラストシーンネタバレ考察!ベルモットの意図とは?

『黒鉄の魚影』のラストシーンをネタバレ考察していきます。 名探偵コナン

この記事では、劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」のラストシーンをネタバレを含めベルモットが意図したこととは何だったのか?を考察し解説していきます!

 

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』が第26弾として2022年4月14日に公開されました!

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を見た方の中には、

ラストシーンのベルモットの発言の意味はどういう意味だったのか?

ベルモットと灰原哀・コナンの関係って?

と気になった方も多いと思います。

 

そこで今回は、「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」を見た私の観点から、

  1. フサエブランド
  2. ラストシーンのベルモットの言葉の意味は?

 

という点にフォーカスし解説していこうと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。^ ^

 

本記事には、劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』のネタバレが含まれていますので、読まれる際はご注意ください!m(_ _)m

「Hulu」でコナン特集が、映画公開記念で開催されています!

『黒鉄の魚影』を見る前に、観た後でも楽しめるコンテンツが揃っているので、2週間の無料期間に見てみてください!

どんなコナンの作品があるかは、下の記事で確認できますよ。^ ^

 

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劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」の紹介

まずは、劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」について簡単に紹介します。

あらすじ

世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための施設「パシフィック・ブイ」が八丈島近海に建設された。

施設の本格稼働に向け各国のエンジニアが集結するなか、顔認証システムを応用した新技術のテストも同時並行で行われていた。園子の招待で八丈島を訪れていたコナンに、沖矢昴からヨーロッパの警察組織の職員がジンに殺害されたという連絡が入る。連絡を受け施設に忍び込むコナンだったが、施設内で一人の女性エンジニアが黒ずくめの組織に連れ去られてしまう事件が発生する。

そして灰原哀のもとにも、黒い影が忍び寄る・・・。

スタッフ
  • 原作-青山剛昌
  • 監督-立川譲
  • 脚本-櫻井武晴
  • 音楽-菅野祐悟
  • 主題歌-スピッツ「美しい鰭」

 

黒ずくめの組織が劇場版に関わるのは、第20作『純黒の悪夢』以来6作ぶりとなる。

 

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「黒鉄の魚影(サブマリン)」とフサエブランドの共通の関係

最初に、キーとなったフサエブランドについて解説していきます。

 

今作「黒鉄の魚影(サブマリン)」をご覧になった方の中には「フサエブランド」とは何か知らない方もいると思いますが、実は「黒鉄の魚影(サブマリン)」にも登場しているブランドで、灰原哀が最初に整理券をもらい、おばあちゃんにその整理券を譲ったイチョウのブローチこそが「フサエブランド」なのです。

そして、そのフサエブランド初登場回と「黒鉄の魚影(サブマリン)」には共通点があるのです。

フサエブランド初登場回は

タイトル原作テレビアニメ
イチョウ色の初恋40巻
File.410〜412
シーズン10
421話〜422話

この話では、阿笠博士が初恋の人に40年前にもらった手紙がきっかけとなり、彼女が10年ごとに同じ日にイチョウの木の下で待っていることを知り、その場所を探すのだが、その相手が「フサエブランド」を立ち上げたフサエ・キャンベル・木之下であることは博士今も知らない。

フサエブランドがイチョウのモチーフである所以は、フサエが幼い頃、人と違う金髪であることを理由にいじめられた経験から、帽子で隠すほど金髪がコンプレックスになっていたが、当時の阿笠博士は、そのフサエに「ボクは好きだよ・・・、イチョウの葉っぱみたいでキレイじゃないか!」と褒めたため、フサエは救われたことを想ってイチョウが使われている。

結局2人は再会するのだが、フサエにはビリーという友人が、阿笠博士には孫がいるとお互いが勘違いをした為あっさりと別れてしまい、車を走らせたフサエに阿笠博士は「今でもイチョウは大好きですよー!」と叫び、フサエは顔に涙を浮かべながら、また10年後も付き添ってくれますかとビリーに伝えると「たぶん次に会うのは、そんなに時間はかからないんじゃないかな・・・」とビリーの意味深な発言で幕をとじる。

赤字で書いた人と違う金髪であることを理由にいじめられた経験」というのが、「黒鉄の魚影(サブマリン)」の中でも描かれている、灰原哀と老若認証システムを開発した直美アルジェントが経験した人種差別という共通のテーマであると思います。
さらに、
  • 人種差別といじめから救ってくれた灰原哀=宮野志保に会うため老若認証システムを作った直美の再会の想い
  • 金髪という人と違うコンプレックスを褒めてくれた阿笠博士の言葉をヒントにブランドのモチーフを作ったフサエの再会の想い

と言う2人の想いが重なると同時に、

灰原哀が言った「子どもの言葉や行動で人生が変わることもある」にも繋がっていると思いませんか。

そして、「金髪」のベルモットが「フサエブランド」を身につける・・・。

 

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ラストシーンのベルモットの言葉が意図していること

ラストシーンのベルモットの言葉が意図していることは何か考察していきます。

 

ラストシーンのベルモットの言葉とは,

「助けるワケ?それを探るのがあなたの仕事でしょ、シルバーブレット君」

となっており、いろんな解釈が取れる言い回しとなっていますので、

  1. 「ミステリートレイン」を見ている方
  2. 初めてコナンを見た方
  3. フサエ・キャンベル・木之下が関係している

 

の3つをもとに、ベルモットがなぜ灰原を助けたのかを含めて解説・考察していきます。

 

解釈① 「ミステリートレイン」を見ている方

下の記事に詳しく書いているのですが、「ミステリートレイン」で灰原哀=シェリーは死んだとジンに報告したベルモットでしたが、最後にシェリー=灰原哀が生きていることに気づきます。

ですが、殺したはずのシェリー=灰原哀が生きていることを組織に報告するとベルモット自身の命も危うくなりますし、幼児化していることがバレれば、命の恩人である新一=コナンであることも分かってしまうので、組織に幼児化のことも生きていると言うことも伏せています。

 

今作の「老若認証システム」では、コナン、灰原の両方の存在が明るみに出てしまい、ジンや組織に知られると消され、ベルモット自身も消される可能性があるので、得意とする変装でシェリーと似た人が世界中にいると「老若認証システム」が未完成のシステムと認識させ、灰原を救う形となったのではないでしょうか。

 

解釈②初めてコナンを見た方

上記でも触れましたが、映画の序盤で灰原哀は「フサエブランド」の数量限定ブローチの整理券をもらっていましたが、整理券をもらえなかったおばあちゃんに自分の整理券をあげます。

そして、物語の最後、そのおばあちゃんは実はベルモットが変装していた姿であり、身につけたブローチが映し出され「助けるワケ?それを探るのがあなたの仕事でしょ、シルバーブレット君」と言って幕を閉じます。

 

この一連の流れを見ると、灰原哀が「フサエブランド」のブローチを譲ったからと捉えることが出来、ベルモットは新一と蘭を命を救ってくれた恩人と思っており、ゆえに新一=コナンであることは誰にも話していないのですが、そういった「情」がベルモットにはあり、灰原哀の優しさに触れたことで、助けたと言えるのではないでしょうか。

 

解釈③フサエ・キャンベル・木之下が黒の組織と関係している?

では、なぜベルモットは「フサエブランド」のブローチを貰ったことを理由に助けたのか?

フサエブランドでなければ助けなかったのか?フサエブランドだから助けたのか?と言う疑問が生じます。

ベルモットが「フサエブランド好き」ということは確かではあるのですが、上記で紹介したように「フサエブランド」の創設には「人種差別」というテーマと切っても切れない関係にあり、「金髪でハーフ」のフサエ・キャンベル・木之下と「金髪の謎多き大女優」ベルモットとは何か関係があるのではないでしょうか。

 

また、フサエの友人ビリーが言った「オーケー、ボス」と、ベルモットが『黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー』(原作42巻、アニメ シーズン9・345話)で言った「オーケー、ボス」が全く一緒であり、「たぶん次に会うのは、そんなに時間はかからないんじゃないかな・・・」という発言もあることから、フサエが黒ずくめの組織と関係があるのではないかと推察します。

 

そして、ベルモットが「フサエブランド」のブローチを欲しがったのは、そんな黒ずくめの組織の関係者、もしくは上層部の人間が出した限定品であったから、ではないでしょうか。

映画の最後が、「フサエブランド」のモチーフであるイチョウのブローチがアップになって終わったということは、今後もベルモットと「フサエブランド」または「イチョウ」が絡む展開を示唆し、そこに阿笠博士や灰原哀・コナンも登場し、新たな動きになりそうですので、頭の隅に置いておいても良さそうです。

 

まとめ

今回は、劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」のラストシーンをネタバレを含めベルモットが意図したこととは何だったのか?を考察し解説していきました!

 

『黒鉄の魚影』のラストシーンで、「フサエブランド」のブローチが意味していることがポイントになっており、アニメシリーズともリンクしています。

 

もしかすると、今後の展開への伏線になってくるのかもしれませんね、、、

 

この記事を書いた人

TVアニメとAmazon+やNetflixなどのwebアニメを含めたアニメを年間100作品以上、放送されているアニメのほとんどを見続けて15年経つアニメ好きです。漫画は月にどれくらいの作品を読んでいるのか分からないくらいには読んでいます。
過去にはアニメ雑誌やアニメ配信会社にオファーされライターのお仕事もしておりました。

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